k2557
鐔 無銘 山桜図


Tsuba
no sign "Sakura"(cherry blossom)


価格 5万8千円
Price 58,000JPY

(length)71.7mm 横(width)68mm 切羽台厚さ(thickness)4.5mm ※耳際(edge)3.6mm
真鍮石目地竪丸形鋤下高彫地透 made of brass, oval shape
特製落込桐箱 come in a special Kiri Box

敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花 (本居宣長)

  日本人にこよなく愛されている桜。田植の時節に花開くことから、その開花は稲作を行う上での重要な指標となり、穀物の神が宿るとされていた。文学にも古くから大いに採り上げられ、万葉集にも詠まれ、国風文化が芽生えた平安期以後は日本を象徴する花として、「花」といえば桜をさすようになった。
  満開の桜を描いたこの鐔も、花と葉を同時につけているところから山桜と思われる。真鍮地を縮緬石目地に仕立て背景の一部を地透しとし、節くれだった枝に咲いた花は可憐でありながらも凛とした佇まいを漂わせている。黒漆が所々に沈み込み、真鍮の飴色と相まって独特の陰影を加えている。