k2810
縁頭 無銘 祇園忠盛図

Fuchigashira
no sign "Gion Tadamori" (from Heikemonogatari)

価格 3万8千円
Price 38,000JPY

縁幅(Fuchi length)36.6m×19.6mm×9.8mm 頭幅(Kashira length)35.3mm×15.8mm
赤銅地高彫色絵 made of Shakudo, iroe

 平家一門の隆盛の始まりの物語である「祇園忠盛」の逸話を題に採った鐔。
祇園の御堂に出没する鬼を退治せんと現場に向かった平忠盛が、現れた鬼に素手で組み付いたところ―、その正体は灯篭に油をさす老社頭の姿であった。頭に被った笠代わりの束ねた藁束が鬼の逆立つ毛髪に、そして手にした油を注ぐ器が小槌に、闇夜の中ではただの老人を鬼の姿に見せたのだった。殺生をすることなく化け物騒ぎを収束させた平忠盛は時の権力者白河院寵愛の女御である祇園女御を下賜され、そのとき女御の腹に宿っていた子供こそが、のちに天皇の外戚として栄華の限りを極める平清盛であった。
化け物に太刀を抜かず素手で向かった忠盛の胆力と武勇を示す逸話として刀装具にも良く取り上げられる画題の一つです。
 頭に主題の平忠盛と彼に組み伏せられる老社頭を、そして縁には松の老木に華やかな幔幕が描かれ、縁と頭に静と動が描き分けられており、物語に一層奥行きと広がりを感じさせます。頭に描かれた主題の人物は、双方ともに表情豊かで臨場感にあふれております。



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