H3020
鐔 無銘 肥後 四方小透唐草象嵌図
保存刀剣鑑定書肥後

Tsuba
no sign Higo "Shihou Kosukashi, Karakusa" (4 sukashi, arabesque design)
certificate NBTHK (Hozon, attributed to Higo)

価格 8万5千円
Price 85,000JPY

鐔 無銘 肥後 四方小透唐草象嵌図

(length)80.8mm (width)74.4mm 切羽台厚さ(thickness)4.5mm ※耳際(edge)3.4mm
重量(weight)133g
鉄槌目地四ツ木瓜形小透金布目象嵌
made of iron, Mokko shape, openwork, gold inlay
特製落し込み桐箱 special Kiri Box

 肥後鐔の美を語る上でよく引き合いに出されるのが、茶の湯の美学との共通性である。肥後細川藩主にして千利休の高弟であった細川三斎忠興の美学が反映された肥後鐔には、千利休が大成させた「詫び寂び」が体現されている。
 この鐔もまた、奥底に光を湛えたしっとりとした黒色の地鉄に効果的に槌目を打ち陰影を持たせた地造りに、地鉄から沁み出したような透かしを四方に配し、その周囲に金布目象嵌の唐草文を散らしている。唐草も所々意図的にかすれを作り出し、細部において細かな計算がなされながらも自然が生み出す「風化の美」を見事に再現している。


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