k3045
短刀用小鐔 無銘(東龍斎派) 月に帰雁図

Tsuba (small size, for Tanto)
no sign (Toryusai school) "
Tsuki ni Kari" (geese)

ご売約を賜りました Sold out

短刀用小鐔 無銘(東龍斎派) 月に帰雁図

(length)57.5mm (width)48.6mm 切羽台厚さ(thickness)5mm
重量(weight)67g
鉄地竪丸形高彫金布目象嵌銀平象嵌
made of iron, gold inlay, silver inlay

 表面に葦原に帰る群雁、裏面に雲間から現れた満月を描いた匂い立つような美しい秋の情景を描いた鐔。芦は前面に大きく、そして縦長の構図を生かし雁を小さく、遠近法の効いた構図は、図柄に奥行きと広がりを感じさせるものである。薄肉に高彫された図像に施された濃密な金布目象嵌や、月にかかる雲の金布目象嵌の縁のぼかし技法、縦長の構図などに東龍斎派の特色が見られる。耳には鍛え肌がくっきりと表出されおり、鉄の表情も豊か。
 月に雁の図は、切手にも採用された有名な安藤広重の作でもお馴染みの、まさに花鳥風月を愛でる日本人の美意識に訴える代表的な情景の一つ。本作も心打つような秋のひと時が繊細に描き出されている。