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刀 銘 法橋来國(以下切 國次入道壽鉄)

黒石目地塗家紋陰蒔絵鞘打刀拵


Katana
signature Hokkyo Rai Kuni (ika kire, Kunitsugu nyudo Jutetsu)
come in Kuro ishime-ji nuri Kamon kagemakie saya, Uchigatana koshirae


刀 銘 法橋来國 (国次入道壽鉄)
山城国 寛永頃 約370年前

刃長
二尺二寸三分四厘
(67.7cm)
反り
五分(1.5cm)
元幅
九分五厘 (2.88cm)
先幅
六分三厘(1.92cm)
重ね
一分九厘(0.58cm)
 

素銅地一重ハバキ 白鞘付
平成26年福岡県登録(636号 1月15日)
保存刀剣鑑定書(國次入道壽徹) certificate NBTHK (Hozon, attribute to Kunitsugu nyudo jutetsu)


黒石目地塗家紋陰蒔絵鞘打刀拵
拵全長 三尺三寸一分六厘(100.5cm)
柄長 七寸五分二厘(22.8cm)

縁頭・栗形・鐺

銘 秀親(花押)雲文図一作金具 赤銅磨地地毛彫片桐彫

目貫

木瓜に縦二つ算木紋三双図 赤銅地容彫金色絵

唐草に陰丸の内に縦引き紋散図 無銘 赤銅磨地丸形毛彫金色絵 金覆輪

価格 万円
Price JPY



 國次は出羽大掾國路の高弟。國路が将軍家綱の命で祇園社の御神宝の大太刀と剣を打った際には向槌を勤めた程の達人。越前大掾、越前守を受領し、入道の後は「法橋来國次入道壽鉄」と銘した。鍛鉄の技には定評があり、娘婿で肥後熊本の鐔工林又七と意見を交わしたとも伝えられている(注)。
 この刀は二寸半程磨上げられ、茎の銘字は「法橋来國」で切られているも特色から越前守國次の作であることは明白。元来は二尺五寸近い長さの作であったとみられ、身幅重ね充分にて反り高くついて中鋒の洗練味ある姿。地鉄は鎬地に細かな柾美しく流れ、平地は小板目に小杢目、流れごころの肌を交えて詰み、小粒の地沸ついて地肌潤う。刃文は直刃、微かに小互の目、中程に一か所節状の互の目を交え、小沸ついて刃縁締まって明るく、鼠足無数に入り、刃中も澄む。帽子は浅く緩んで突き上げて小丸に返る。茎先の方に残された銘字は鑚が強く効いて鮮明。鎌倉期の備中青江を範とした作であろう、清々しい仕上がり。研ぎは古くヒケ疵や小錆があるが、鑑賞の妨げにはならない。金覆輪の赤銅鐔を掛け、雲文図揃金具で装われた家紋蒔絵鞘の拵は漆黒に目貫と鐔の金覆輪が映えた極上のものである。

注 福永水圏先生『日本刀大百科事典』に詳しい。



脇差 銘 山城大掾源國重


         




 
 

脇差 銘 山城大掾源國重 差表 区上

脇差 銘 山城大掾源國重 差表 中央
脇差 銘 山城大掾源國重 差表 鋒
脇差 銘 山城大掾源國重 差裏 区上
脇差 銘 山城大掾源國重 差裏 中央
脇差 銘 山城大掾源國重 差裏 鋒