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鵜の首造脇差 
無銘(若州冬廣)
黒蝋色塗腰刻斜刻鞘小さ刀拵

Unokubi-zukuri Wakizashi
no sign (Jakushu Fuyuhiro

come in Kuro Urushi-nuri koshi-kizami naname-kizami saya, Chiisa gatana koshirae


鵜の首造脇差 無銘(若州冬廣)
Uokubu-zukuri Wakizashi
no sign (Jakushu Fuyuhiro)

若狭国 天正頃 約440年前
Wakasa province, Tensho era, about 440 years ago

穂長 (hocho)
一尺二寸六分四厘
(38.3cm)
反り (sori)
三分三厘
(1.0cm)
元幅 (moto-haba)
一寸強 (3.1cm)
 
棟重ね
(Mune-gasane)
一分三厘(0.4cm)
鎬重ね
(Shinogi-gasane)
二分三厘(0.7cm)

素銅一重ハバキ
fitted with Suaka single Habaki

昭和49年長野県登録(61524号 3月12日)


黒漆塗腰刻斜刻鞘小さ刀拵 Kuro urushi -nuri koshi-kizami naname-kizami saya, Chiisa gatana koshirae
拵全長(whole length) 一尺八寸二分五厘(55.3cm)
柄長 (hilt length) 四寸三分九厘(13.3m)
鞘長(scabbard length)一尺三寸八分三厘(41.9cm)

目貫 (Menuki)

鰹図 赤銅地容彫金銀象嵌
"Katsuo"
made of Shakudo, gold and silver inlay

小柄(Kozuka) 縄暖簾図 無銘 赤銅魚子地高彫金色絵 裏板金哺
"Nawa-noren", made of Shakudo, iroe
(Tsuba) 無文図 無銘 角製
"Mu-mon", made of horn

 

価格 20万円
Price 200,000JPY


 黒漆塗鞘の脇差拵。柄と鞘口に刻みが施され、鐔は角製の小鐔で、すべてが漆黒。目貫は勝魚として好まれた鰹であろう、肉厚の魚図で身体の縞は銀、目玉は金象嵌が施されて、漆黒に映える趣向。小柄は縄暖簾図で、こちらも金色鮮やか。
 この拵に収められた刀身は若狭国小浜の刀工冬廣の作とみられる鵜ノ首造。幅広で先幅張って量感があり、鎬地の肉が削がれて刃の通り抜け如何にも優れて刃味の良さを感じさせる。地鉄は板目肌、湯走りがかかって強く肌目起ち、鉄色黒味を帯びて迫力がある。刃文は互の目乱刃、飛焼かかって起伏があり、これも見応えがある。磨上無銘の茎は丁寧に仕立てられ、錆浅く保存状態は良好。

注 :差表中程の平地に小傷があるも、さして気にはならない。



鵜ノ首造脇差 無銘(若州冬廣)
鵜ノ首造脇差 無銘(若州冬廣)





鵜ノ首造脇差 無銘(若州冬廣) 差表 鋒
鵜ノ首造脇差 無銘(若州冬廣) 差表 中央
鵜ノ首造脇差 無銘(若州冬廣) 差表 区上
鵜ノ首造脇差 無銘(若州冬廣) 差裏 鋒
鵜ノ首造脇差 無銘(若州冬廣) 差裏 中央
鵜ノ首造脇差 無銘(若州冬廣) 差裏 区上