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銘 祐定


Katana
signature Sukesada


ご成約を賜りました Sold out



備前国 永正頃 約500年前
Bizen province, about 500 years ago (Eisho era)
刃長 (hacho)

二尺九分二厘
(63.4cm)

反り (sori)
六分九厘
(2.1cm)
元幅 (motohaba)
一寸二厘(3.1cm)
先幅 (sakihaba)
六分五厘弱(2.0cm)
棟重ね
(Mune-gasane)
二分三厘(0.7cm)
鎬重ね
(Shinogi-gasane)
二分八厘半(0.86cm)

金着一重ハバキ
fitted with gold foil single Habaki
白鞘入
come in a magnolia scabbard
昭和26
年東京都登録(3月31日 38549号)
保存刀剣鑑定書
certificate NBTHK (Hozon)

 


 祐定は室町後期の備前を代表する刀工の名跡で永正年間の彦兵衛尉、与三左衛門父子を棟梁として盛んに槌を振るい、播州赤松氏、備前浦上氏、雲州尼子氏、芸州毛利氏、有力武将の注文に応えて優品の数々を手掛けている。(注@)
 この刀は小振り引き締まった体配から永正頃の作とみられ、身幅広く鎬筋張って重ね厚く、鎬地の肉がそぎ落とされ、腰反り高く先反りも加わって中鋒の凛とした姿で、寸法控えめで茎を短く仕立てて、片手で素早く抜き放つのに適した実践的な姿。地鉄は板目に杢を交えて肌目立ち、地沸が厚くつき、刃に沿って黒く澄んで鎬筋寄りに乱れ写り鮮やかに立ち、鍛錬は入念。刃文は腰開きの互の目に尖りごころの刃、蟹の爪形となる刃を交えて高低変化し、匂勝ちに小沸ついて刃縁明るく、焼頭は匂いで尖って淡く飛焼かかり、盛んに入った小足・葉を遮るように細やかな金線・砂流しかかり、刃中は匂い充満して冷たく澄む。帽子は焼を深く残し、鮮やかに乱れ込んで僅かに返る。栗尻強く張った茎には二字銘が神妙な鑚使いで刻されている。堅物を断ち切るに十分の硬度と靭性の示された戦国武将好みの一振である。(注A)

注@ 戦国の英龍山中鹿之助の愛刀も与三左衛門尉祐定(『所持銘のある末古刀』参照)。
注A 差表の刃境、差裏の平地の一部に小傷があるが、殆ど気にならない。

刀 銘 祐定

刀 銘 祐定 差表 区上
刀 銘 祐定 差表 中央
刀 銘 祐定 差表 鋒
刀 銘 祐定 差裏 区上

刀 銘 祐定 差裏 中央

刀 銘 祐定 差裏 鋒

日本刀販売品 短刀 無銘(末関) 差表 差裏 鋒