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脇差
銘 友重(加州)
Wakizashi
signature Tomoshige (Kashu)



加賀国 応永頃 約600年前


刃長 (hacho)

一尺八寸二分五厘
(55.3cm)

反り (sori)
五分六厘
(1.7cm)
元幅 (motohaba)
八分九厘(2.7cm)
先幅 (sakihaba)
五分九厘(1.8cm)
棟重ね
(Mune-gasane)
二分三厘(0.70cm)
鎬重ね
(Shinogi-gasane)
二分三厘(0.71cm)

彫刻 表裏 棒樋掻き流し
上貝金着下貝銀着二重ハバキ
白鞘入
昭和26年埼玉県登録(10月5日 3957号)
保存刀剣鑑定書(加州)
certificate
NBTHK (Hozon, lived in Kashu)

価格 20万円
Price 200,000JPY


 藤嶋友重は加賀国を拠点に活躍した刀工。同国は安宅関の逸話にも登場する名族富樫氏や足利一門の斯波氏が領主として入った北陸道の要衝。友重は彼らの注文に応えて、優品を遺している。
 表題の脇差は二尺程度の刀の磨上で、今尚身幅尋常で重ねも充分。素早く抜き放って至近の敵に応戦したもので、かつては腰反りが高くついて、中鋒の優美な刀であったことが想起される。地鉄は板目肌強く肌立ち、粒だった地沸が厚くつき、黒味を帯びて北國地鉄となり、淡く乱れごころの映りが立つ。刃文は浅い湾れに互の目、丁子、尖りごころの刃、小模様ながら多彩に変化し刃縁よく沸づいて、焼頭が匂で尖り、殊に角形の刃が物打付近に見られ、藤嶋友重の個性がよく表れている。帽子は浅く乱れ込んで見応えも充分。茎に遺された銘字も貴重。実に楽しめる一振である。

注 : 磨上げられた茎の先端部に遺された銘字と掻き流された棒樋の様子、目釘穴の位置から推して、元来は二尺程の長さの刀と見られる。

脇差 銘 友重(加州)
脇差 銘 友重(加州)

脇差 銘 友重(加州) 差表 鋒
脇差 銘 友重(加州) 差裏 鋒
脇差 銘 友重(加州) 差表 鋒
脇差 銘 友重(加州) 差裏 区上

脇差 銘 友重(加州) 差裏 中央

脇差 銘 友重(加州) 差裏 鋒

日本刀販売品 短刀 無銘(末関) 差表 差裏 鋒