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薙刀直し脇差
無銘(伯州広賀)

Naginata naoshi Wakizashi
no sign (Hakushu Hiroyoshi)

ご成約を賜りました Sold out



伯耆国 室町時代後期 約450年前

Hoki prolvince,late Muromachi period, about 450 years ago

刃長 (hacho)

一尺二寸二分一厘
(37cm)

反り (sori)
三分三厘
(1cm)
元幅 (motohaba)
九分五厘半(2.9cm)
 
棟重ね
(Mune-gasane)
二分三厘弱
(0.69cm)
鎬重ね
(Shinogi-gasane)
二分四厘(0.73cm)

彫刻 薙刀樋に添え樋掻き流し
素銅一重ハバキ
白鞘入
昭和44年東京都登録(11月20日 150747号)

 


 江戸時代に入り薙刀の用途が少なくなると、それを扱い易い刀や薙刀に仕立て直すことが盛んに行われた。戦のない世に移行しつつあっても、刺突に便があり、堅物切りにも抵抗少ない薙刀直しは、常に実戦を想定する武士にとって有用な武器であったからである。
 この脇差も室町後期に造られた薙刀を、江戸時代初期に脇差に仕立て直したもので、迫力のある体配。
地鉄は靭性を高めるため硬軟の鉄を混ぜ合わせて鍛えたのであろう、板目に杢・流れごころの肌がやや肌立ち、良く練れている。小粒の沸で構成される刃文は湾れに互の目、箱がかった刃、耳形の刃を交え、沸が凝った太い金筋・砂流ししきりにかかり、二重刃・食い違いの様相を呈し複雑な景観を醸している。
帽子は掃き掛けて火焔状に返る。棟にも焼を入れ、剛性を高める工夫がなされている。
鑑定書は未取得であるが、伯州広賀または若州冬廣などの刀工の作と思われる。地鉄は古調で、刃の働きも複雑にして豊富であり、低価格で古刀を愉しみたい方に喜ばれる一振りである。

※差裏腰元に若干のヒケ疵があるが、鑑賞の妨げには全くならない。

 

薙刀直し脇差 無銘(伯州広賀) 差表
薙刀直し脇差 無銘(伯州広賀) 差裏

薙刀直し脇差 無銘(伯州広賀) 差表 鋒
薙刀直し脇差 無銘(伯州広賀) 差裏 鋒
薙刀直し脇差 無銘(伯州広賀) 差表 鋒
薙刀直し脇差 無銘(伯州広賀) 差裏 区上

薙刀直し脇差 無銘(伯州広賀) 差裏 中央

薙刀直し脇差 無銘(伯州広賀) 差裏 鋒