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刀 無銘(勝村正勝)
昭和十三年式陸軍軍刀拵入
(通称九八式軍刀拵)


ご成約を賜りました Sold out



刀 無銘(勝村正勝)
常陸国 慶應 約155年前

刃長
二尺二寸四分四厘
68cm

反り

五分
1.5cm
元幅 一寸四厘強
3.18cm
先幅 六分八厘
2.08cm
棟重ね 二分二厘
0.67cm
鎬重ね 二分五厘
0.76cm

彫刻 表裏 棒樋丸止め
銀地一重ハバキ

昭和26年長野県登録(12月15日 12143号)

昭和十三年式陸軍軍刀拵(通称九八式)

拵全長
三尺三寸九分九厘
103cm
柄長 八寸七分一厘
26.4cm
鞘長 二尺四寸七分一厘
74.9cm


  陸軍尉官佩用の軍刀拵。昭和十九年三月東京麹町九段の平位軍刀製作所で求めたとみられる(注)。保存状態は良好で、刀身の鞘走りを防ぐストッパーである駐爪も健在。白鮫皮は親粒大きな白鮫皮を着せて、茶色糸で巻き締めた柄には目釘が二個打ち込まれ、目釘が折れたり抜け落ちたりして使用した際に、柄から刀身が飛び出してしまう事態にも備えている。
 拵えに収められた刀身は新身の軍刀ではなく、水戸正勝の作とみられる一振。正勝は尊王攘夷論を強く主張した水戸烈公に仕えた勝村徳勝の子。身幅広く重ね厚く、棒樋が掻かれて尚、手持ちずしりと重く、地鉄は烈公の指導で取り組んだ柾目肌良く詰み、これに小粒の地沸が絡んで流れ、肌目が明瞭に起ち現れる。直刃調の刃文は、地鉄の柾に感応し自ら乱れて互の目となり、よく沸ついて刃縁明るく、金線・砂流しかかり、足・葉盛んに入り、刃中もよく沸づいて明るい。帽子は浅く乱れ込んで焼き詰めごころとなる。実戦の時代の気骨ある一刀を腰に、決死の覚悟で戦地へ赴かんとした軍人の意気を伝えて貴重である。

注 : 昭和十九年三月十三日付の保証書が付帯し、「新刀無銘刀樋入 刀身二尺二寸有」とある。(この場合の「新刀」とは江戸時代の刀という意味である)








 

 

 

 

   










 
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