914
短刀
銘 祐定 


Tanto
signature Sukesada

ご成約を賜りました Sold out


備前国 永正頃 約500年前
Bizen province
Eisho era, about 500 years ago


刃長 (hacho)

六寸六分七厘
(20.2cm)

反り (sori)
内反り僅少
(a little curved on the inside)
元幅 (motohaba)
六分九厘(2.1cm) 重ね (Kasane) 二分五厘弱(0.75cm)


銀着三引両紋毛彫ハバキ(fitted with silver single habaki engraving "3-hiki ryo" clest)
白鞘入 (come in a magnolia scabbard)

平成二十五年
年東京都登録(11月25日 54974号)

保存刀剣鑑定書 Hozon certificate


 備前祐定は彦兵衛尉・与三左衛門尉父子や、天正期の源兵衛尉祐定を棟梁として、多くの優工を擁し、播磨赤松氏、備前の浦上氏、宇喜多氏、雲州尼子氏、そして芸州毛利氏ら戦国武将たちの需に応えた、戦国最大の商標(ブランド)である。
 この短刀は身幅の割に重ね頗る厚く、内反りついて寸控えめとされ、茎短く掌中の収まり良く、鎧の間隙を縫って刺し貫くべく、腰間に備えられた鎧通し。地鉄は板目に杢を交え、地景が太く入り、肌目明瞭に立ち現れて活力に満ち、粒だった地沸厚くついて淡く映り立つ。互の目の刃文は片落ち風の刃、尖りごころの刃、小互の目を交え、飛焼かかり、刃境に金線・砂流しが躍動して島刃状の刃を交え、小沸で刃縁明るく、盛んに入った足・葉は刃中で交差し、多彩にして奔放なる変化は見応え充分。帽子は焼を深く残し、激しく乱れ込み、強く沸づいて小丸、長く返る。茎には踊るような鑚使いで二字銘が刻されている。銀着ハバキに家紋が毛彫され、祖先の武勲の逸話と共に伝来した本作を江戸期、拵に収めて守護刀とした作であろうか。一戦に賭す武将の覇気と覚悟が表出されたるが如き、激しい地刃を楽しめる、なかなかの良品である。

鎧通し短刀 銘 祐定
鎧通し短刀 銘 祐定

鎧通し短刀 銘 祐定 差表 鋒 鎧通し短刀 銘 祐定 差裏 鋒